あなたは仮想通貨とは何かという問いに対して、明確な回答ができるでしょうか。
一言で言えば、硬貨や紙幣などの手に取ることができる貨幣が一般の通貨であり、電子データとしてコンピューター上にだけ存在しているのが仮想通貨です。
もちろん、それには理由があります。
貨幣や硬貨を発行するためには国が運営する造幣局がなければなりません。
つまり、しっかりと安定した国だけが通貨を発行することができるのです。
それでは仮想通貨はある企業が思い付きで適当に作ったのでしょうか。
始まりは確かに思い付きだったかもしれません。
しかし、多くの人が利用するようになり、世界中から信頼を得ることができています。
すでに立派な通貨として流通しているケースも少なくありません。
仮想通貨が流通するためには、何かのきっかけがなければなりません。
大企業がバックアップすることが一番確実でしょう。
その企業を信頼している人は出所が同じ仮想通貨も信用することになります。
もう一つ重要なことは、その仮想通貨を利用するメリットがあることでしょう。
メリットがなければ誰も利用しません。
一番大きなメリットは国境に関係しないことでしょう。
為替交換の差額がありません。
ユーロがヨーロッパ圏内で共通化されているのと同じことです。
もちろん、どこの国も仮想通貨に責任を持ちません。
すべては取引を行っている当事者間の問題だからです。
仮想通貨を扱っている企業が倒産して紙くず同然になったとしても何の保証もないのです。