仮想通貨の仕組みを考える時には通貨と言うものの意味を考えることが重要です。
通貨とは何か物を購入する時に使用しますが、その価値は多くの人が共通認識として持っています。
日本円で1万円の価値は東京でも九州でも同じ価値を持っているのです。
ただ、1ドルを日本円にする時にはいくらになるかを考えることが、為替相場の成立につながります。
つまり、日本国内だけでビジネスをしているならば、為替を意識することはありませんが、国際取引になった途端に強く意識しなければビジネス自体が成立しなくなってしまいます。
それでは仮想通貨の場合はどうでしょうか。
仮想通貨は国が保証していない代わりに、国境と言う概念がありません。
つまり、世界中で同じ価値を持っていると考えていいでしょう。
例えば日本とアメリカでビジネスをする場合、売る方も買う方も為替相場を意識しています。
その差額が直接利益に影響するからです。
しかし、仮想通貨だけでビジネスをすることができれば、そのような心配がなくなります。
それを期待して仮想通貨の売買をしている人が増えているのでしょう。
ヨーロッパで使用されているユーロはまさにその考えに沿った通貨です。
結論として、一般の通貨と仮想通貨の仕組みは何も変わりません。
発行元が違うことと、硬貨や紙幣などの物理的な形を持たないことだけです。
クレジットカード決済をしているなら、物理的な形は意味を持ちません。
インターネットの広がりを利用して仮想通貨も広がっています。